知人に紹介してもらうのが1番スムーズに転職できそう
知人の紹介で転職するのってどうなんだろう
このように考えている医師のみなさん。この記事では知人の紹介で転職することのメリット・デメリットについて紹介しています。
知人の紹介で転職しても自分にあわず、また転職しなおすことになったら意味がありません。紹介してもらった転職先を辞めることにしたら、知人との関係が悪くなる可能性もあります。
そのため、この記事を読んでメリット・デメリットについて理解し、本当に知人の紹介で転職するのか一度見直していきましょう。
知人の紹介とは
知人の紹介とは先輩・友人から当人が務めている病院を紹介してもらう方法で、「リファラル採用」ともいわれています。入職手続きなどは自力でおこなわことも多いですが、知人が病院に話をしてくれるため比較的スムーズに転職活動を進めることができます。
実際に、医師の40%が知人の紹介により転職しています。そのため、医師の世界では知人の紹介での転職は一般的な方法です。とりわけ50代・60代など顔が広くなると転職のつてが増えるため、知人の紹介で転職する割合が多くなります。
メリット
ここからは知人の紹介で転職をするメリットについて2つ紹介していきます。このメリットは転職サイト・自力で転職先を探す方法では得ることができません。さっそく、メリットについてみていきましょう!
①転職先のリアルを知れる
知人の紹介の場合、実際にその職場で働いている先輩・友人から詳しい情報を教えてもらうことができます。その病院での仕事内容だけでなく、スタッフ同士の雰囲気など、現場目線での職場のリアルについて知ることができるため、転職後のイメージがつきやすいです。
②スピーディーに転職できる
知人が院長・部長などに対し、人柄やスキルを伝えておいてくれるため、職場見学・面接から内定までの一連の転職活動をスピーディーにおこなうことができます。
紹介してくれた知人への配慮から、他の病院と比べて決めることが少ないため、知人が病院に話をつけてくれたらすぐに転職できるケースが多いです。
デメリット
ここからは知人の紹介で転職するデメリットについて2つ紹介しています。スピーディーに転職できる知人の紹介ですが、デメリットについて理解したうえで知人の紹介で転職先を決めるか検討するようにしましょう。
①辞めにくい
知人の紹介で転職する最大のデメリットは、転職先が自分のイメージと違ったときに辞めにくいことが挙げられます。
多くの方が「病院を紹介してほしい」と自分から知人に対してお願いしています。こう言われた知人は、院長・部長に話を通すなど時間を取って転職に協力してくれています。
ここまでしてもらった知人に対して、「やっぱり転職する前とイメージ・条件が違ったからここを辞める」とは、なかなか言い出すことができません。
「どうしてもその病院で働きたい」という強い意思があれば良いですが、辞められなくなるという覚悟をしておくようにしましょう。
②雇用契約が曖昧になる
転職活動をスピーディーにおこなえる反面、自分と親しい先輩・友人が仲介してくれているので、年俸・条件交渉をしにくいというデメリットがあります。
とりわけお金に関することは言い出しにくく、雇用契約が曖昧なまま条件を呑んでしまうケースが多いです。
「転職してから確認しよう」と思っても言うタイミングがなく、契約についてわからないことがある状態で働くことになり、転職を後悔する医師の方も多くいらっしゃいます。
信じられないと思うかもしれませんが、「給与支払日になってはじめて自分の給料を知った」・「源泉徴収をみて自分の年収がわかった」という医師の方もいらっしゃいます。
そのため、知人に対する配慮から契約を曖昧なままでも結んでしまうのではなく、一度書面で条件提示をお願いし、契約内容に齟齬がないか確認してから転職するようにしましょう。
知人の紹介はその病院でないと転職できない理由が明確な方向け
この記事では、医師の方が知人の紹介で転職するメリット・デメリットについて紹介してきましたが、いかがでしたか。
知人の紹介では、実際に転職先で働いている人から情報を得ることができるので、スタッフ同士の関係などよりリアルな職場について知ることができます。
くわえて、転職したい病院に知人がいることで院長との面談の話がつきやすく、スピーディーに転職をすることができます。
この一方で、知人の紹介をするデメリットを一言で表すと、「知人に対して気を遣わなければならない」ことです。知人に面談の手配などをおこなってもらっている手前、思っていたより年収が低かった・職場の雰囲気と違ったというミスマッチがあったとしても、辞めたいと言い出すことは難しいでしょう。
知人の紹介は、「その病院で学びたい専門分野がある」など、その病院に転職しなければいけない理由が明確な方にはおすすめの転職方法です。
この一方で、「とにかく他の病院に転職したい」という理由の場合は、スピーディーな対応をしてくれる転職サイトを使って転職することをおすすめします。もし転職先のイメージが違った場合、人間関係について悩むことがなく新しい職場を探すことができるため、みなさんの精神的負担を減らせます。
ここで紹介したメリット・デメリットについてもう一度考え直して、後悔のない転職をするようにしてくださいね。